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【博多織ゆかりの地】承天寺周辺を歩いてみた!

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天気いいけん散歩行こ〜

今回は博多の伝統工芸品『博多織』の発祥の地として有名な承天寺周辺を散歩したのでレポートします!

「博多織」と聞くと、着物の帯や小物など伝統工芸品を思い浮かべられると思いますが、博多織ってよく聞くけど意外と知らない方のために、まずは博多織について学びましょう!!

目次

博多織のこと

今は福岡市周辺に分散されつつありますが、博多織の歴史や柄の特徴など覚えてほしいポイントを絞って紹介します!

歴史

博多織の始まりは鎌倉時代

1235年。満田彌三右衛門(みつたやざえもん)が新しいビジネスを始めるために、最先端技術国である宋へと旅に出た頃から始まります。

15世紀後半

先祖の夢を受け継いだ満田彦三郎もまた明へと海を渡ります。帰国後は竹若藤兵衛・伊右衛門親子と共に織物の研究に没頭し改良を繰り返して、琥珀織のように厚地で浮線紋のある柳条が特徴の織物を開発しました!これが、現在の伝統的博多織の原点となっています。

江戸時代

関ヶ原の戦いで徳川家康が勝利した頃。黒田藩班から江戸幕府への献上品として博多織が選ばれました。選ばれた文様は、博多織の原点である独鈷華皿文様。これ以降は『献上柄』と呼ぶ様になりました。さらに、歌舞伎役者の七代目市川團十郎が「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」の講演で博多織を身にまとった事で、幅広い層に広がっていきました。

博多織の柄『献上柄』とは?

献上柄とは、江戸幕府に献上した独鈷華皿文様の総称の事を言います。ここではこの柄をもっと詳しく紹介します!

『独鈷』と『華皿』は、仏具をモチーフにしたもの。

『親子縞』と『孝行縞』は線の太さを親と子に見立てたもの。

他にもいろいろ!イベント紹介

博多織は、経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されています!

また日本三大帯の織物の産地にもなっています!

日本三大“帯の織物産地

  • 福岡の博多織
  • 京都府の西陣織
  • 群馬県の桐生織

また、博多織業界最大の「博多織求評会」というイベントも行われています!

博多織求評会

会場は博多織発祥の地「承天寺(じょうてんじ)」

織元(メーカー)や作家が製作した新作の博多織が、博多織発祥の地である承天禅寺に一同に集まります。

「第119回博多織求評会」特設ページ

承天寺について

博多駅から徒歩10分ほどの所に「承天寺」があります。周辺には、歴史ある素晴らしい建物や町並み、美味しいご飯屋さんもあって散歩するにもちょうど良い所です。

承天寺はどこにある?

博多駅からゆっくり歩いて15分くらい。博多旧市街をまっすぐ歩いて「博多千年門」をくぐった所にあります。


目印の博多千年門

大通りから、少し中に入った道の博多旧市街は、静かで町並みも文化的で散歩コースにはおすすめです!

承天寺は『博多の文化』の発祥の地

承天寺は博多の食べ物やお祭りを語る上では欠かせない、たくさんの文化の発祥の地なんですよ!

また、博多織発祥の地として事業を始めた満田彌三右衛門(みつたやざえもん)の碑があります(※墓所は聖福寺)

また、博多の夏祭りとして全国的に有名な『博多祗園山笠』の発祥の地でもあるのです!

博多祇園山笠は、仁治2年(1241)博多に疫病が流行した時に聖一国師が施餓鬼棚(せがきだな)に乗り、町民らに棒で担がせて水をまきながら町中を祈祷して廻って病魔を退散させた事に由来すると言われています。

現在の山笠でも、承天寺は「清道」と呼ばれる大事な場所に指定されており、山笠が「勢い水」と呼ばれる大量の水を浴びながら博多を走り抜け、承天寺前の細い道をぐるりと巡って男衆が住職に一礼する・・・という形で、その歴史は受け継がれています。

他にも、

  • うどん
  • そば
  • 羊羹
  • 饅頭

これらの製法が最初に伝えられた場所とも云われています。

御朱印帳や御朱印も!

承天寺では御朱印(書置きも有り)をはじめ、博多織の御朱印帳もあるので、御朱印を集めるのが好きな方は是非、御朱印巡りの1つにいかがでしょうか?

おすすめお散歩コース

さて!ここからは博多の文化発祥の地「承天寺」周辺のお散歩コースをご紹介します。都会からちょっと離れた歴史的文化的な町並みを眺めながら歩くのはいかがでしょうか?

今回ご紹介するのは、博多駅の博多口から右へ向います。こちらの地図では 青いライン の所です!

博多旧市街

中世に由来する歴史・伝統・文化が数多く残る博多の中心として栄えたエリアを指します。

「博多旧市街(オールドタウン)」には、歴史ある寺社が連なる静寂なまち並みや、活気溢れる商店街の散策、博多の伝統工芸や伝統芸能との触れ合い、祭り好きで知られる博多っ子の暮らしや文化を感じられる体験など、福岡の旅がより一層深まるエリアを紹介しています。

中世博多うどん 春月庵(シュンゲツアン) 承天寺前店

こちらは“映える店”として紹介したいお店です!

睡蓮鉢のような大きな器にうどん盛られてきます。1〜3玉までは同じ価格なので、とっても嬉しいサービスですね^^


肉ごぼう天うどんの2玉!

通常の割り箸を置いています!とっても大きいのが伝わるでしょうか?!

こちらでは、うどんとそばが選べます!

所在地: 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目7−1
営業時間: 11時00分~16時00分
土曜日:11時00分~15時30分
定休日:日曜日
電話: 092-473-2911

聖福寺(ショウフクジ)

落語好きな方はご存知の方も多いと思います!とても広い境内の奥にある「方丈(ホウジョウ)」という立派なお堂で落語会や座禅会や写経が行われています。

また、こういう会がなくても境内には自由に入れます。自然豊かな境内は四季折々で楽しめるのでおすすめです!

聖福寺は、建久6年(1195年)に鎌倉幕府初代将軍源頼朝公よりこの地を栄西禅師を開山として創建された日本最初の禅寺。

安国山 聖福寺
所在地: 〒812-0037 福岡県福岡市博多区御供所町6
営業時間: 8時00分~17時00分
電話:092-291-0775

着物を着て散歩もできる!

気軽に行ける着物レンタルのお店が近くにあるので、気分を変えて“はんなり”とお散歩も素敵ですね!

一式揃っているので何も用意する必要がなく、着物を持参した方への着付けも可能なお店です。店舗の1階にはぜんざいの店「七福茶屋」があるので、着物で甘味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

❖古風古布(縁)

住所:福岡市博多区冷泉町7-3-1
電話:092-261-2587

※着物・浴衣のサイズ等の関係上、レンタルの受付ができない場合があります。

まとめ

博多織求評会から、会場の承天寺、周辺のおすすめ散歩コースなど、博多の歴史や文化の発祥の地などをたくさん紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

遠くへ旅行に行けなくても、実は近くにこんな歴史的なすごい場所があるんだなぁ!と新たな発見があれば嬉しいです。

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